スパイスとORAC値

インドの伝統医学・アーユルヴェーダは何度か取り上げたが、インドでは「台所が薬局」という考えを持つ。

カレーに使うスパイスは漢方薬そのもので、症状に合わせてスパイスを処方する。

一つひとつのスパイスが、どのような薬効があるかを調べるのは大変な作業だったろう。

あるいは、エドガー・ケイシーのように霊的なリーディング能力によって確立されたのかもしれないし、

薬師如来は医療系の如来なので、こうした高級霊チャネリングして無尽蔵の叡智を引いてきたのかもしれない。

人間は持っている能力の5%から10%しか使っていないとも言われているので、勝手に限界を作っているだけとも言える。

Oリングテストなども、自分に合うか合わないかを自分で判断することができるが、もっと感性が鋭敏な人は、触っただけで感じるようだ。

エドガー・ケイシーのリーティングも、アーユルヴェーダをはじめとした伝統医学も、医学の進歩によってその正しさが証明されてきているが、近年、アメリカでは「ORAC値」という数値を表示するようになったらしい。

「ORAC値」とは「Oxygen radical absorbance capacity」の略で、「活性酸素吸収能力を数値化」したものだ。

最近では、ガンや高血圧、糖尿病といった生活習慣病や老化の原因として活性酸素が挙げられるようになった。

活性酸素を除去するには、ORAC値の高い食品を摂ることが有効だ。

そして、スパイスはORAC値の高い食品ランキングに多くの名を連ねている。

1位にクローブ、3位にシナモン、6位ターメリック、11位にクミン、17位にカレー粉も入っている。

スパイス以外では、最近よく見るようになったアサイが7位、トマトソースに相性のいいオレガノが5位、パセリが13位、バジルが15位、ポリフェノールが多いと言われるココアが10位、グッと下がるが、ワインが70位という具合だ。

ポリフェノールと言えば、野菜のアクにもポリフェノールが含まれることが分かってきたが、インド料理のレシピ本を見ていると「インドでは野菜のアクは取らない」と述べられているのもある。

野菜のアクは・・・あくまでも悪ではない。

その他、スパイスにはそれぞれ薬効があり、クミンやコリアンダー、シナモンは胃腸に良く、ターメリックは炎症止めや皮膚の疾患にいい。

お坊さんの袈裟衣が柿色なのは、元々はターメリックで染めたもので、衣類をターメリックで染めると皮膚にいいのかも知れない。

そんなスパイスだが、体の症状や、食べ物の相性に合わせて、自分で配合してみるのも面白いものだ。

自分で配合することのメリットとして、チリを入れなければ辛くならないので、辛さを自由にコントロールできることだ。

子供や辛いのが苦手な人にも美味しいカレーが作れる。

美味しい上に体にもいい・・・いいことづくめのスパイス料理だが、食欲を増進させるので、食べ過ぎるのが注意点だ。

「腹八分に医者いらず」である。