読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

白鳥、白酒の成城に移ってもとってもブラックな落語会でした

先日の桂吉弥さんの独演会を聴きに行ってから、久々にNHKの朝ドラ「ちりとてちん」のDVDを引っ張り出し夜な夜な見ている。

やっぱり渡瀬恒彦さん演じる草若師匠がすごくいいのよね。

とくに師匠が亡くなる直前に弟子たちに伝える言葉のひとつひとつが底抜けに染みますな。

また上方落語を聴きたいものです。

12日の水曜は仕事帰りに成城へ。

談春の毎月のネタおろし会以来なのだが

遠すぎる・・・・。

一応小田急の急行で新宿から十数分だが、快速急行だと通過されてしまう。

しかもこの夕刻のラッシュアワーなので結構パンパンな乗車率の中待つこと数倍にも感じられる。

Wホワイト落語会18 @ 成城ホール

三遊亭白鳥桃月庵白酒によるタイトルとは裏腹にブラックな二人会。

いままでは下北沢のタウンホールで開催されていたが、ホール改装につき系列の成城ホールへ。

遠くなったぶん開演時間も7時15分と微妙に遅く設定されている。

まずはオープニングトークで触れられていたのは、

先日NHKで放送されていた春風亭一之輔の「プロフェッショナル」について。

今年の一月くらいから取材はされており、一之輔が白鳥、白酒と共演した落語会にも取材に来ていたようだが、一切カットされ白鳥が「どういうことだ!!」と激怒したかた思えば、白酒さんが「いやいや兄さん、私たちNHKで決して放送できないネタとかバンバンやってますから・・・」

最初の一席は白酒さんの「壺算」。

これはとくにひねりもなくまずまずの高座。

次がスワンのNHKで決して放送されることのない「隅田川母娘」。

いわゆる愛子さまがお家を抜け出して浅草のやきとん屋に顔を出す・・・という噺で皇室ネタ満載の爆笑間違いなしのキラーコンテンツ

何度もこの噺は聴いているが、スワンはその時その時の時事ネタも盛り込み磨き上げているので面白い。

もっとも実際の愛子さまも高校生なのでそろそろこのネタ使えなくなりそう。

中入り後はスワンの「悲しみは日本海に向けて」

スワンの前座時代、二つ目になりたてのものすごい貧乏だった時代を描く自叙伝的な噺。

当時から座布団を振り回し鈴本演芸場の出禁になったエピソードなどありました。

いまや鈴本のトリをとるほどになったわけで隔世の感もありますな。

ちなみにスワンのこの日のネタも含め春の落語会のやるネタはあらかじめサイトに告知されていた。

どうもリクエストにも応えているよう。

一度美内すずえ公認の「落語の仮面」シリーズを聴いていみたいのだが・・・

トリはこの日一番面白かった白酒さんの「死神」

結構削ぎ落としている部分が多いが、その分アドリブも多分に入れていいリズム感で面白い。

死神を追い払う呪文も「アジャラモクレン浅田真央、いままでお疲れ様でした」に変わっていたしね。

最後のヴァリエーションの多い下げは、一瞬小三治師匠のパターン(ろうそくの火を移し変えたらくしゃみ)をやるが、顔を背け「あぶないあぶない」と言うものの、ろうそくを持っているうちに蝋が手にたれて「熱い熱い」と言い自らふ〜っと消してしまうヴァージョンであり新鮮でした。

オープニング・トーク    白鳥  白酒

ー壺算           桃月庵 白 酒

ー隅田川母娘        三遊亭 白 鳥

---中入り---

ー悲しみは日本海に向けて  三遊亭 白 鳥

ー死神           桃月庵 白 酒