人生意気に感ず「中曽根元首相の白寿と憲法。北の脅威。眞子様の婚約」

◇中曽根元首相が今月99歳の誕生日を迎える。都内のホテルで15日、白寿を祝う会が開かれた。驚くことは認知症の時代に、この年でかくしゃくとして憲法の理想と理念を語る姿である。ウルマンの詩を思い出す。「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る。歳月は皮膚のしわを増やすが情熱を失うときに精神はしぼむ」

 日本国憲法に流れる本質も脈々として若いのである。日本国憲法は押し付けられた借り物で長い年月のうちに年をとったかの如くよく言われる。

 しかし、それはこの憲法の本質を見ない議論である。日本国憲法の本質は第3章の「国民の権利及び義務」にある。これは人権宣言に当たり、アメリカ革命、及びフランス革命の人権宣言の嫡流に属するものだ。この人類普遍の原理は輝くような人類の理想を示すもので、年をとらない。憲法改正は必要であるがこの本質を正視して議論されねばならならない。

◇最近改憲論議がにわかに盛んになり、その議論の焦点は9条に当てられている。9条を読めば、それが現実に合致していないことは誰でも分かる。9条を学者的に解釈すれば、自衛隊違憲ということになる。

 あるメディアの世論調査では、9条に自衛隊を明記する改憲案に55%が賛成を示した。この世論を支えているのは、最近の国際情勢である。9条が現実に合致しなくても、集団的自衛権が法律で認められたから9条の改憲は必要ないという議論がある。しかし、憲法改正は国の基本姿勢を正すという点に大きな意味がある。9条を中心として改憲案を国会で徹底して議論すべきである。この国民的作業によって、日本国憲法を真に誇りうる自主憲法に甦らせることが出来る。

北朝鮮が発射したミサイルの実態が次第に明らかになってきた。中長距離の新型弾道ミサイルであることは確からしい。北の勢いは止まらない。既に核を持ち、今その運搬手段を手にいれようとしている。アメリカもこの既成事実を認めざるを得ないのではないかと世界中がはらはらしている。

 日本はかつてない内憂外患の状況に立たされている。世界中で大衆迎合の大波が起きている。日本の大衆の目は確かか。

秋篠宮ご夫妻の長女眞子様が大学時代の同級生だった男性と婚約するらしい。民間の普通の好青年と自然に話が進んだらしい。健全な結婚が乱れた社会に良い波紋を広げることを期待したい。(読者に感謝)